エゴの自分と本当の自分

もう何年も前の話ですが、私は一時期文章を書くことにはまって
ショートストーリーやエッセイ、五行詩など
やたら書いてた時期がありました。

ある時、エッセイで優秀賞をとらせて頂きました。
すごく嬉しかったんだけど、なんか複雑な気持ちがしました。
その文章を書いていた時、手が勝手に動くというか
頭の中にどんどん言葉がうかんでくるのです。
普段の自分からは、思いつきもしないような言葉が
スルスルと出てきて、それと一緒に手も動くみたいな。
出来上がった作品が優秀賞。
確かに私が書いたんだけど、なんか書かされたような気がする…。
これって私の作品になるの?
なんか操られてるみたいでヤダ…。
そう思って書くのやめちゃいました。

そんな感覚もすっかり忘れてしまった頃、
たまたまつけたTVのトーク番組に北の国からの脚本家、
倉本聰さんが出てらっしゃって、こんなことをおっしゃってたんです。

作品はね、僕は書かせてもらってるんですよ。
なにか大きな力っていうのかな。
だから書くときになったら原稿用紙何十枚もイッキに書くんです。


うわ~~~~っ!!
それって、すっごいよくわかる!!!って思いました。
いぁ^^;;;
もちろん私はそんなすごいものが書けるわけではありませんが^^;;;


比べるのはおこがましいんだけどね、
そんな体験があったからこそなのか
最近考えることがあるのですよ。


これって自分が書いたことになるの?
書かされてるみたいで、自分がなくなっちゃうみたいでヤダ。
と思った、その『自分』は顕在意識が主張するいわゆるエゴの自分。

ほぼ無意識の状態で書き綴ってた自分は、
潜在意識の中の自分であって
むしろ立ち返るべき本来の自分。真我の部分。

悟るとは差をとること。
差とりであって、顕在意識と潜在意識との差をとり、
同じ思いを持てる時、真我の思いを顕在意識で
現すことができるのだろうか。
そこに神人一体となって行動にうつせる自分が
あらわれるのかな。
なんてね。


倉本聰さんは顕在意識をもって潜在意識と繋がり
書かせて頂いてると感謝して受け取っている。
そこに人の心を動かす感動的な作品が生まれる。
もちろん倉本聰さんの知識、知性があればこそだけど。

でも、人の意識ってとてつもないパワーの宝庫なんでしょうね~。
発揮してみたいわ♪


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